建設業の工程表の種類と選び方(バーチャート・ガントチャート・ネットワーク式)
工程表にはいくつかの種類があり、工事の大きさや目的によって向き不向きがあります。この記事では、建設業でよく使われる工程表を5つ紹介します。
1. バーチャート工程表
縦に作業名、横に日付を並べ、作業の期間を横棒で書く工程表です。いちばんよく使われている形で、見ただけで「いつからいつまで何をするか」が分かります。
- 向いている:中小規模の工事、現場に貼る週間・月間工程
- 弱いところ:作業同士のつながり(これが終わらないと次ができない)は表しにくい
2. ガントチャート工程表
縦に作業名、横に進み具合(%)を書く工程表です。それぞれの作業がどこまで進んだかがひと目で分かります。なお、一般には「期間を横棒で表す表」のこともガントチャートと呼び、バーチャートと同じ意味で使われることが多いです。
- 向いている:進み具合の報告
- 弱いところ:(進み具合だけの形の場合)いつ終わるかが分からない
3. ネットワーク式工程表
作業を丸と矢印でつなぎ、作業の順番と関係を表す工程表です。どの作業が遅れると全体が遅れるか(クリティカルパス)が分かります。
- 向いている:大規模な工事、作業の数が多い工事
- 弱いところ:作るのに知識と手間がかかり、現場の人には読みにくい
4. グラフ式工程表
横に日付、縦に進み具合をとり、作業ごとの進み方を線で表す工程表です。予定と実績を比べるのに向いています。
5. 斜線式工程表
横に距離、縦に日付をとり、作業の進み方を斜めの線で表す工程表です。道路やトンネルなど、長い区間を進んでいく工事で使われます。
どれを選べばいい?
| こんなとき | おすすめ |
|---|---|
| 現場に貼って、みんなで予定を確認したい | バーチャート |
| 作業の順番や、遅れの影響を管理したい | ネットワーク式 |
| 予定と実績を比べたい | グラフ式 |
| 道路などの長い区間の工事 | 斜線式 |
中小の工務店や専門工事会社なら、まずはバーチャートで十分なことがほとんどです。遅れている作業に色がつくなど、進み具合も一緒に見られる形にしておくと、打ち合わせが早く終わります。
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